紅(くれない)会の名称は“赤い・燃える・壮ん”
紅会は、千葉県九十九里浜に近い田園地帯に七千六百余坪の敷地を持って在ります。この敷地内に、工房、図案室、事務所、宿舎や住宅などの建物が栗・梅の雑技林や竹林、畑の間にほどよい間隔、距離を持って点在しています。
紅会の名称は、赤い・燃える・壮んが由来で、創始者の斎藤磬(いわを)は、繍の伝統技術を現代に広め深く根付かせ、後継者の育成とともに、繍を芸術の域にまで高揚させることを願いとしました。今も変わることなく紅会は、技術だけが熟達した職人を育てるのではなく、技と共に精神の磨かれた繍人を育てることを目指しています。
つくる/育つ 本部工房 |
|
|
伝統を受け継ぎ、新たな展開と深まりを求める作品制作の場であると同時に、プ ロを目指す若者たちを育てています。全寮制の研修生は、毎朝の畑仕事など自然と身近に触れ合う中で、技術と感性を磨きます。自然から創造を学びとる、そこには 初代会長斎藤磬の創立の精神が生かされています。また初代会長は「手は精神の出口」を基に制作活動をしていました。その精神は今も引き継がれています。 養蚕・座繰り能装束や小袖に使われていたようなみずみずしい刺繍糸を求めて紅会では絹糸の本来の美しさを追求して、刺繍をする皆さんの手元にお届けしたいという願いのもと、敷地内で蚕から育成、そして座繰り生産をしています。私たちはそれを「本糸」と呼んでいます。 |
|
購入する かがりはずし展 |
|
|
毎年秋、本部工房で制作の刺繍作品による「かかりはずし展」が開催されます。陶芸家の“窯開き”にならって、繍い上げて仕上げを終え、かがり糸をはずしたば かりの作品をお客様が直接に見て、お買い求めいただく機会です。本部のほか、東京・名古屋・大阪にも会場を設け巡回します。また、注文製作も致します。 |
|
ふれあう |
|
|
子供たちをふくめ、多くの方に日本刺繍にふれていただくため、展示会場に体験コーナーを設けています。また、本部では夏休みを利用した夏期講習会など開催しています。 |
|
知る 出版物 |
|
|
日本刺繍をひろく、知って頂くために各種出版物を発行しています。 |
|
学ぶ 紅会の教室 |
|
|
日本刺繍の技と心を多くの人達に伝えようと、東京・名古屋・大阪そして本部に 教室を設け、定期講座(月2回、1回4時間)を継続しています。1クラスの定員は20名。 ●4年目……新研究科 |
|
交歓する 紅会全国展 |
|
|
毎年4月、会員作品の展示会が行われます。中級科2年・研究科生の作品(留袖、 訪問着、袋帯、インテリアなど)が出品され、1年間の研鑚の成果を発表、公開して日本刺繍の魅力を多くの人々に知っていただく機会です。現在、東京・名古屋・ 大阪の3会場で開催。入場無料。 |
|
海外への広がり 日本刺繍センター |
|
|
日本刺繍の道「繍道」を世界の人々と分かち合うため、1991年 日本刺繍センター紅会(非営利団体)をアメリカ・アトランタに開設。現在では日本刺繍実技講座がアメリカ、オーストラリア、カナダ、ドイツ、ニュージーランド、南アフリカ、イギリスで展開中、また受講者の国籍は14ヵ国。 |
|
紅会の歩み
1965年 (昭和40年) |
千葉県東金市に斎藤磬 (初代会長)、刺繍工房を開く |
1970年 ( 〃 45年) |
大宅壮一氏の助言により紅会を発足、日本刺繍技術講習会を始める |
|
東京定期講座.札幌で展示会/講習会開催 |
1971年 ( 〃 46年) |
名古屋初展示会/定期講座始まる |
1972年 ( 〃 47年) |
実習カード(初基礎本)を発行 |
|
作品集「日本の刺繍」第一集/京都書院より刊行始まる |
1973年 ( 〃 48年) |
大阪初展示会/翌年より定期講座始まる |
1975年 ( 〃 50年) |
紅会親子三人展/於:ホテル・オークラ.第一期師範講座始まる |
1976年 ( 〃 51年) |
全国展第一回を銀座のミキモトホールで開催 |
|
港区赤坂、第9興和ビル内に東京教室を開設 |
1977年 ( 〃 52年) |
全国展第二回を東京に加え、大阪・高島屋でも開催 |
1978年 ( 〃 53年) |
大阪教室常設 |
1979年 ( 〃 54年) |
全国展第四回から、東京・名古屋・大阪の三会場開催 |
1980年 ( 〃 55年) |
第一回かがりはずし展を本部工房で開催.会報 「くれない」誌創刊 |
|
EGA全米大会ダラスで、田村修二講演(11月) |
1982年 ( 〃 57年) |
中央公論社 「日本刺繍」発行 |
1983年 ( 〃 58年) |
「英語基礎本」刊行/アメリカで定期講座開始 |
1984年 ( 〃 59年) |
オーストラリアで講習会(前会長、田村修二) |
1985年 ( 〃 60年) |
ニュージーランドで講習会(前会長、田村修二) |
1986年 ( 〃 61年) |
「繍シリーズⅠ・日本の刺繍」刊行 |
1988年 ( 〃 63年) |
映画 「繍いの美」千葉茂樹監督作品 |
1989年 (平成元年) |
斎藤磬(初代会長)死去 (9月)/斎藤信作会長就任 (11月) |
1990年 ( 〃 2年) |
アメリカ、ワシントンDCで 「紅会日本刺繍展」 |
|
ジョージア州アトランタに日本刺繍センター(JEC)開設(代表:田村修二) |
1992年 ( 〃 4年) |
4月、名古屋支部20周年記念の集い |
1993年 ( 〃 5年) |
11月、大阪支部創設二十周年記念パーティー |
1995年 ( 〃 7年) |
全国展 「二十年記念展」 輪・世界に開く繍の花 |
|
本部工房に常設展示室(2005年現在は休止中) |
1996年 ( 〃 8年) |
12月、東京教室20周年を祝う会 |
1999年 ( 〃 11年) |
名古屋教室常設 |
2000年 ( 〃 12年) |
4月、第一回日本刺繍世界展~繍道~をオークランド・ニュージーランドで開催(JEC・紅会共催) |
2001年 ( 〃 13年) |
「日本の刺繍-基礎技法とポイント- 」刊行 |
2002年 ( 〃 14年) |
「日本の文様 第一集」、「日本の文様 第二集」 刊行 |
2003年 ( 〃 15年) |
10月、第二回日本刺繍世界展~繍道~をニューヨーク・アメリカで開催(JEC・紅会共催) |
2005年 ( 〃 17年) |
「はじめての日本刺繍」刊行 |
2007年 (〃 19年) |
11月、第三回日本刺繍世界展~繍道~をケンブリッジ・イギリスで開催(JEC・紅会共催) |
2008年 (〃 20年) |
「日本刺繍 紅会 繍の精華」刊行 |
|
3月、パリ・フランスで開催された『Le JAPON de Aiguille en fete』(針の祭典:日本展)に出展 |
2010年 (〃 22年) |
6月、日本刺繍 紅会「繍の精華」展 |
2011年 (〃 23年) |
4月~6月、第四回日本刺繍世界展~繍道~をケンタッキー・アメリカで開催予定(JEC・紅会共催) |
|
9月、第四回日本刺繍世界展~繍道~をアデレード・オーストラリアで開催予定(JEC・紅会共催) |
![]()



