日本刺繍 紅会

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日本刺繍が出来るまで

▽原紙作り・下絵付け

▽配色

▽刺繍

▽繍技

▽仕上げ



   
 

原紙作り下絵付け

図案室で描き起こされた刺繍図案(図案原稿)はその後、特別な紙を使って原紙が作られ、生地に下絵付けされます。

           
sakuzu

配色

紅会には何百色に及ぶ糸が保管されています。この糸が管に巻き取られた状態で工房に保管されています。紅会工房では主に会長と工房長によって作品の配色がされていきます。刺繍台に張られた下絵の付いた生地と図案を照らし合わせながら、文様・季節・年齢層などを考慮しつつ、生地上に直接色糸を乗せて色を選定していきます。部分によって刺繍を進めつつ配色していくこともあります。


刺繍

配色が決まってやっと刺繍を始めることができます。紅会工房では工房員が毎日8時間、繍磬房(しゅうけいぼう)にて刺繍制作をしています。工房員は毎朝8時に黙想をし、気持ちを整えてから刺繍台に向かっています。熟練の工房員は各々刺繍を進め、若手と研修生は会長や工房長より繍技や配色の指導を受けつつ繍い進めていきます。


繍技

日本刺繍の繍技は46種あります。これらを文様や用途に合わせて選定し、作品を作っていくのです。各繍技には厚みやふくらみ、薄手などそれぞれの持ち味があり、そして点・線・面・立体表現の各セクションがあります。文様の各部分に適切な繍法を選び出すこと、それは各繍技の性質を熟知した者だけが成すことのできる「熟練の技」なのです。


仕上げ

刺繍の終わった作品は台に張られたままの状態で仕上げをします。まず繍い忘れがないか確認してから、裏糸をきれいに切り、そこに固めに煮たしょうふ糊を付け、湯のしをして仕上げをします。これによって裏糸がほつれなくなると共に刺繍糸に艶が出ます。