受講生の声

「待ちに待った全国展を見て入会しました」
日本刺繍を習いたいとずっと思っていました。 ホームページで紅会を見つけ、待ちに待って出掛けた全国展はとても素晴らしい展示会で、私の心を捉えて離しませんでした。私は何度も、何時間も夢中で会場内をぐるぐると回りました。入会したところで自分にできる可能性は極めて低いと思いましたが入会に迷いはありませんでした。先生のご指導を受けながら、充実した日々を過ごしていくと、自分が作ったものとは到底思えない、作品が完成しました。あの日、紅会の門を叩いて本当に良かったと思っています。

「大きな達成感」
子供の頃からものづくりが好きで、家で夜遅くまで自分で考えた作品づくりをよくしていました。 中でも刺繍が特に好きで刺繍で絵を書くのが一番楽しくて、社会人になり日本刺繍をやってみたいと思うようになりました。たくさんの細かな工程が大変だと思う事もありますが、完成したときは大きな達成感があり、日本刺繍はやはり楽しいです。

「一作目の作品が完成しました」
以前から勉強したいと思っていた日本刺繍を始めて早くも半年の月日が流れ、一作目の作品が完成しました。初めて出会う道具類や言葉に戸惑いを覚えながらも松、桜、梅と進む中で刺繍をするということがこんなにも大変で、それでいてワクワクして楽しいものであるのかと、とても感動しました。そして最後の仕上げをした時はどれも愛おしく、「これは何度も刺し直した」とか、「これを刺した日は暑い日で汗で針がすべった」などの思い出が甦り、やはり始めて良かったと感動を新たにしました。

「一筋縄ではいかないけれど」
子供の頃から手先を動かすことが好きで、我ながら器用にこなしていたと思います。 ところが憧れてやっと始めた日本刺繍は全く自分の思い通りになりません。次こそはと思ってもできあがった自分の作品を見ては反省点ばかり。一筋縄ではいかないから、益々魅力が増すのかもしれません。振られてもやっぱり憧れは衰えず、今日も頑張れるぞと針を持つ日々です。

「心を込めた一作目」
日本刺繍を始めて2~3ヶ月経った頃、ふと「言霊(ことだま)」という言葉が頭に浮かんできました。古来から伝えられ古くは「万葉集」にも出てくる言葉で「言葉には魂が宿る」とされています。その時刺繍にも同じことが当てはまるのではないかと思いはじめました。もし造語が許されるならば「繍霊」「繍魂」といったところでしょうか。心を込めた一針でも、そうでない一針でも魂が宿ると思っています。誠心誠意心を込めた一作目でしたが技能が追いつかず反省点も多くありますが、その反省を踏まえ二作目の制作に臨みたいと思います。またわかりやすく熱心にご指導くださった先生方、私が教室に通えるよう仕事を代わってくれた職場の同僚たち、そしていつもあたたかく励ましてくれた家族に心から感謝し、決して自分ひとりで制作できたものではないという想いを心に刻み、これからも楽しみながら刺繍を学んでいきたいと思います。

「習い始めて三年。奥深さに魅了」
日本刺繍を習い始めて三年。奥深さに魅了されています。時代に逆らうように一針一針ぬい進むと、絹独特の光沢と発色を纏った作品になります。稚拙でも、完成した喜びは様々な気持ちを鎮めてくれるのです。思うように動かない手を修練すべく、手で考える日々です。

「手仕事が好きな私」
手仕事が好き、日本の文化が好きな私にぴったりなものを見つけたと始めた日本刺繍です。作品制作に追われる日々ですが、少しずつ仕上がっていくのが楽しみで、あっという間に二年が過ぎました。この先も伝統を感じられる作品を丁寧に作っていきたいです。

「刺繍が生活の一部になりました」
日本刺繍を始めて二年、生活の指針となっています。心の乱れを感じると、私は刺繍台に向かうことができません。刺繍に向き合う為に、一日一年をどのように過すべきかを常に意識するようになりました。刺繍の技術はもとより、日常がより充実したものになるよう今後も精進し続けたいと思っております。

「今の一瞬に集中」
私にとって刺繍は、自分を客観的に見るものさしです。針目の揃い方に、その時々の気持ちの有り様がそのまま現れるのが面白いです。それに刺繍は、過去や未来でなく今の一瞬に集中する瞑想だと思います。刺繍を通じて、より居心地いい自分になりたいと思います。

「私を虜にさせた日本刺繍」
丁度一年前の紅会の全国展でした。私を虜にさせた美しい作品の数々との出会いは・・・。会場に入った時は一観覧者でしたのに、出た時は会員でした。つまりそういうこと! 今、一針刺す度に、幸せが増えております。