日本刺繍《過去の展示会》 || 日本刺繍 紅会 くれないかい

紅会について

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過去の企画展

美の道・楽・展

土と手と温もり-美の道・楽・展-

紅会『くれないかい』では21世紀に向けて、「輝き──個と集いの開花」をテーマとしています。そして敷地内にはあふれるほどの自然があり、その恩恵を戴いて、創作活動をしています。 日本人がもともと愛していた土と手と温もり、その日本の心を若い人たちに托していきたいという願いを持った四者が、それぞれの磨かれた境地と作品を持ち寄って、「美の道・楽・展」を催すことになりました。紅会『くれないかい』の環境を使ってこのような形で共同展を開催できることを心から有難く思っています。ゆっくりとした時と場の中で日本に育まれてきた手仕事の美をお楽しみ頂きたくご案内申し上げます。

紅会『くれないかい』会長 斎藤信作


萩焼/高見世清光(たかみせ せいこう)

この度、鶴の茶寮様のご縁により、紅会様と合同展を開催の運びとなりました。日本刺繍という世界に誇る日本の伝統文化、それを立派に守り、発展させておられます。やきものという世界で同じ思いで仕事をするものとして、初めての合同展とても嬉しく思っております。若い人達には希望と期待を持っています。ただ、美しいものを知る機会が必要です。今回はその発信の場と考えていただければ幸いです。

《略歴》
1946年 千葉県八街市生
1972年 萩焼陶工を志す
1973年 吉田萩苑先生に師事
1978年 山口県旭村「鞍見窯」開、独立
1986年 千葉三越個展
以後、個展を制作発表の場として全国各地にて個展開催


鶴の茶寮/半澤鶴子(はんざわ つるこ)

幼い頃、瀬戸内に育ったせいか、常に海と山のある所を求めて住んできた。葉山、逗子、鎌倉と宿借りのように移り住んだが、とうとう最後は男の海とも云える九十九里に住んでみたくなった。地球の孤を描くほど平らな土地、降るような星、月を仰ぐこと20年、東金の地に御縁を戴いて大切な、大切な多くの友を得、なかでも紅会との御縁は大きな宝であり、同じ東金という地に住んでいるというだけで心満ちくるものがある。

《プロフィール》
鎌倉私立富士愛育園勤務(23~30才迄)保母・調理師免許取得、
東金に移住と共に転職
料理講師養成所にて研修、後、料理講師として10年所属(30~40才迄)
出張料理人として独立、日本料理研究会特別会員
陶芸家と料理の個展多数
現在、茶事の出張料理、全国展開中。主に北陸、関西方面多し


添釜/石橋宗絹(いしばし そうけん)

紅会手作りのお菓子で薄茶を一服いただく、それは、どこかへ置き忘れてきた日本の気持ちを思い出す一時ではないでしょうか。広大な敷地に囲まれてほんの少し幽玄の中へ、そして気持ちにゆとりがもてたらと思うのですが…。

《プロフィール》
福島県梁川町生
裏千家茶道専門学校研修科卒
現在 東金市道庭在住、素心庵 庵主、2男1女の母


日本刺繍/紅会『くれないかい』

九十九里浜近くの田園地帯にある紅会、七千余坪の敷地内には、工房、事務所、寮や住宅などの建物が、雑木林や竹林、畑の間にほどよい間隔をおいて点在しています。四季折々の花が咲き、季節毎の新鮮野菜を育て収穫する、この恵まれた環境の中の工房では、日々繍の創作に励んでおります。質の向上を求めて研究を続けると同時に、専門職を目指す若者たちを創作活動の中で育てています。

繍の逸品展

紅会『くれないかい』工房「繍の逸品展」

研ぎ澄まされた「もの」には凛とした輝きがあります。
私たちは、ものづくりを生業とする一人です。
どのようなものにも例外なく、きちんと作られたものには確かな輝きがあります。現れた作品の奥につくり手の精神の営みが確かに感じられるからです。

色々な「もの」が溢れるこの時代に、一つひとつ心を込めてつくった「もの」を直にお客様にお届けしたい-。
どのような願いをもって、皆さまのお越しをお待ちしています。
日本刺繍 紅会 くれないかい の仕事絹の不思議な魅力。一針一針の手の営みが絹の美しさを更に引き出します。技術の緻密さに留まることなく、糸づくりから想いを馳せて仕上げられた一点一点は世代をこえてお楽しみいただけるものと存じます。つくり手と直に触れ合うこの機会に、「繍いの世界」をお楽しみください。


日本刺繍作品展 “絹にふれる 日本にふれる”

若葉が芽吹き、自然の生命力を感じるこの季節、千葉県東金市で日本刺繍作品展を開催いたします。

◎企画展示「日本刺繍であらわす「伊藤若冲」と「酒井抱一」の世界」
紅会(くれないかい)工房で研究・制作した作品を企画展示いたします。日本刺繍で表現するとどのような世界が広がるのか、ぜひご覧ください。
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〇同時開催①:「ガーデン・オープン・チャリティ」 庭園福祉活動の一環として「ガーデン・オープン・チャリティ」を開催しています。風薫る5月、豊かな自然に囲まれた紅会で心をリフレッシュしませんか?

〇同時開催②:日本各地の織物、染め物をご紹介 日本刺繍の作品展示だけではなく、日本各地の織物、染物職人が手掛けた反物、呉服小物をご紹介いたします。


日本刺繍作品展「日本刺繍であらわす花華(はなばな)」のご案内

紅会では、これまで四季折々に咲く花や、空間や人に華を添える作品づくりを続けてきました。今回は、花華をテーマに人や空間を彩る一点一点をご覧いただきます。
秋深まるひととき、ごゆっくりとご覧ください。

●琳派の巨匠「酒井抱一」に習う、紅会工房制作「四季花鳥図巻」
紅会工房では、境地を深めることを目的としてしばしば先人に習う作品を手掛けています。2006年に制作を終えたこちらの作品もその一つです。この度の作品展では全4巻を展示する運びとなりました。ぜひご高覧ください。
※東京会場・名古屋会場・大阪会場は、スペースの関係で1~2巻の展示となります
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●特別展:日本の染織もの
勉強会の講師を担う中川氏、高田氏が扱う逸品を特別展示いたします。

●染織物の勉強会
日本に伝わる染織の専門技術まで、講師をお呼びしてレクチャーをしていただく機会です。
講師紹介:
中川時次 氏(本部会場・東京会場・名古屋会場)
京都・西陣織職人の家に育ち、18歳より約40年間にわたって呉服の世界に従事してきた。
現在は東京自由が丘の高級呉服卸業「銀座きものなかがわ(有)」の代表を務め、2009年より、高級呉服卸業としての専門的な目利き力と広範な知識・経験を文化活動として活かす目的で、着物勉強会「きもの塾」を都内で開催し、講師を務めている。
2014年からは毎日新聞社でも着物コーディネート術の専任講師を務めており、和装をより素敵に着こなす学びの機会となっている。
高田裕之 氏(大阪会場)
昭和16年に京都・丹後で生まれ育ち、京都市内に移ってからは紅会創始者の齊藤磬と二人三脚で紅会の染物を一手に任されてきた。染色加工をはじめ、一枚の生地が出来上がるために様々な職人が分業で関わる京都にあって、オーケストラの指揮者のように一つ一つをまとめ上げている。
座右の銘は「随処作主」。

令和の秋 和の響き展

令和元年の秋、いかがお過ごしですか。

今年は「和の響き展」と題して、日本刺繍に令和をおもう作品展を開催いたします。
紅会本部会場(千葉県東金市)では、日々制作に携わっているスタッフが、皆さまをご案内いたします。 また、日本刺繍に触れながら少しでも自然の中でゆったりとした時間をお過ごしいただきたく、ご希望の方へお弁当をご用意(要予約)いたします。

季節に合わせた柄や、お茶席にお召しいただける柄など、令和に映える帯を中心とした1点1点は、お求めいただくことができます。
また、生地や模様、色などご希望に合わせてつくるオーダーメイドもお受けしております。
【 レクチャー1:齊藤たけ子のコーディネート 】
【 レクチャー2:山下善博による「若冲を繍う」 】