日本刺繍《過去の展示会》 || 日本刺繍 紅会 くれないかい

紅会について

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過去のかがりはずし展

第26回 かがりはずし展

紅会工房では、この世界の大きな変化の中、一針一針に心を込めて制作しています。
私達と日本刺繍をつないでくれた創設者の齊藤磬(さいとういわを)は、1918年1月2日に高知市で生まれました。それから100年、伝統の伝承と言い続けてまいりましたが、昨今の時代の流れは速く、強く、増していて、「日本刺繍」はその潮流に呑み込まれてしまうかのようです。齊藤磬は「繍(ぬい)を芸術の高さに」との悲願を抱き、私たちに托しました。磬師匠の願いに、私は「それぞれの抱く可能性を開花して、一人ひとりが輝く」を重ねて、後進に日本刺繍の真・善・美を語り伝えたいと、日々精進しております。出品作の一つ、新作訪問着「百花」は、着物の裾模様にその名のとおり種々の花々が咲き競う図柄です。〝すがぬい〟を主にして、〝さしぬい〟や〝ぬいきり〟を加えた表現からは、花々の生き生きとした風情を感じていただけるのではないでしょうか。今回もまた日本刺繍だけではなく、こだわりをもって作品の制作、販売を手掛ける方々にもご出展いただきます。この作品展が、ご覧くださる皆様の心深くに届きますことを切に願っています。

第24回 かがりはずし展

紅会『くれないかい』工房新作展「第二十四回展かがりはずし展」のご案内

かがりはずし展もお陰さまで二十四回目を迎えることができました。 「かがりはずし」とは刺繡台に絹地を固定してある「かがり糸」を外したばかりの新作を、工房のつくり手の想いと共に直接お客様にお届けしたいという願いから生まれた名称です。 スッキリとしたお洒落帯を中心に、袋帯、附け下げ、刺繡額など、約三十点の新作を制作いたしました。会場では繡い手による作品説明をさせていただきます。 日本の伝統や四季の彩りをさり気なく取り入れていただけましたら幸いです。 また、ご希望の意匠や生地や色使いなどをお伺いして制作する受注販売もさせて頂きますので、この機会に是非お声かけください。 各会場では、刺繡帯に相性の良い紬や小紋のほか、和装小物などをご紹介します。そして、昨年秋の企画展でご好評をいただきました金唐革の作品も併せてお楽しみいただきます。 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

第23回 かがりはずし展

「かがりはずし展」とは:陶芸の世界の〝窯開き〟に倣って、仕上がったばかりの刺繍作品をお客様に直にご覧いただいて、お買い求めいただく新作発表の場です。 おかげさまで今年もかがりはずし展を開催させていただく運びとなりました。日本刺繡の良さが最も表れる帯を中心に発表いたします。さらには、日本刺繡に合う反物などを産地から厳選して取寄せ、職人の思いを添えて皆様へご紹介いたします。 このような時代変動の中で、少しでもご来場いただいた皆様にお寛ぎ楽しんでいただけますよう、ご来場お待ち申し上げます。


第22回 かがりはずし展

「かがりはずし展」とは:陶芸の世界の〝窯開き〟に倣って、仕上がったばかりの刺繍作品をお客様に直にご覧頂いて、お買い求め頂く新作発表の場です。 おかげさまで今年もかがりはずし展を開催させていただく運びとなりました。紅会『くれないかい』では講座開設四十周年を迎え、これまで支えられてきた感謝を皆様へ還元していく展示会にできればと願っております。 日本刺繡の良さが最も表れる帯や着物に加えまして、ハンドバッグやショールなど普段からお使いいただける作品を発表いたします。また、刺繡に合う反物などを産地から厳選して取寄せ、職人の思いを添えて皆様へご紹介いたします。 さらには、先人から境地を学ぶ作品として、名古屋城障壁画より「竹虎図」、伊藤若冲動植彩絵より「鳳凰図」を刺繡で表した作品を、会場の関係上いずれかをご覧いただけるよう展示いたします。 このような時代変動の中で、少しでもご来場いただいた皆様にお寛ぎ楽しんでいただけますよう、ご来場お待ち申し上げます。


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