日本刺繍をされている方であればご存知と思いますが、紙管に巻かれた1本の糸は、細い糸が何本か合わさって出来ています。
紅会では27中(なか)12本、讃蚕釜糸は42中8本になっていて、27中と言うのは糸の細さ、12本は合わせてある糸の数です。

京都では21中12本、27中10本などもあるようで地域で違いがありますね。

この糸を分けて使う事もあり、紅会では「菅分け」と呼び、サクサクと分かれると気持ちよく刺繍も出来ますが、糸の保管状態が悪かったり、糸と「精練」や「染」との相性が悪かったりすると毛羽立ち、多少の手間も増えます。
博物館に展示してある古い刺繍作品を見ると、光沢や質感が素晴らしいものもあり、「その当時も糸を数本合わせていたのか?」とても興味があるところです。
※讃蚕釜糸紹介ページ《日本刺繍紅会 刺繍糸づくり》はこちら。
https://www.kurenai-kai.jp/aboutus/itozukuri.html